人類は衰退しました(2)読了

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

なかなか、ブラックな内容で良い感じでした。
今回は二部構成。前半部分はガジェットが多くて良い感じ。
 
――以下ネタバレを含みます。
まず、知性の量によって大きさが変るって面白いんですが更に妖精さんの話し方が相対的に知的になっていくこと、また相手の話が理解できなくなると言うのがなんとも皮肉的ですね。
ガジェットとしては「ゾウの時間、ネズミの時間」ってタイトルの本があるわけですが、大きさによって(正確には心臓の鼓動の数)体感時間が変ると言う話しだったはず。15年以上前に読んだからうろ覚え。
あと、「スプーンおばさん」がそのベース。だって、ネズミやキツネや妖精が登場するもの!*1
取りあえず、世界の見方がブラックにあふれていて好きですわ。
あの、ほわほわな挿絵に騙されちゃいかんね。

*1:調べたら、ルゥリーィは妖精では無いようです。