この発言気に入った(笑

# 2007年07月31日 bluesy-k うーむ天文学周りの科学に関してはお母さんは宗教じゃないでしょうか。でもまあお母さんの言うことだから仕方なく聞いてるけど内心しらんぷりみたいな。

誰だったか、「天文学のできの悪い従姉妹は占星術である」なんていう名言を残した人がいましたが。*1
 
天文学占星術の遺産でできてるってのも重要なことでしょう。別にぽっと出の学問じゃなくて、キリスト教とかの誕生以前から綿々と続く知識体系がその礎であるってのはとても重要。
占星術の発生は農耕と関係があります。季節の変化と星の位置が相対するから星の位置が分かれば、種のまく季節が後どのくらいで訪れるのか、収穫はいつごろか? そして、その星の位置のときの天候具合がその後の農作物の影響に関与するから、いわゆる現在の天気の長期予報みたいなことに発展しました。
メソポタミアやエジプトの時代から存在する立派な知識体系ですね。
農耕における収穫は、王権とも結びつきます。つまり、王権神授説ってやつですね。王の力が弱いと農作物の収穫が減るって言う観念に結びつくわけです。
んで、王権とはつまり国家宗教でもあります。これにより、占星術が宗教と結びついたという考え方になるのでしょう。
つまり、天文=天候=農作物=王権=宗教が団子になってつながるんです。

*1:ヨハネス・ケプラーだったかな? 「占星術天文学のできの悪い妹」って言う発言ですね。