片恋いの月 すたじお緑茶

プレイ終了。
友人が「なんか緑茶の新しいのがすごい動いてて面白かった」という情報を提供してくれたので、やってみた。なので、報告含めてこっちで感想書いておきます〜。
 
友人の言説どおり、システムとか技術力は目を見張るものがありました。2Dで奥行きを感じさせるという表現手法とシームレスっていった技術力は花丸あげてもいいくらいの出来。むしろ、他社も見習えって感じではあった。
しかも、画面を動かしながらスキップするという素敵機能はあれだけちょこまか動いているのにもかかわらずスピーディーでプログラマの丁寧な仕事と高い技術力は次作品に生かしてほしいですねぇ。
あと、このゲーム、ワイド画面対応なんですよ。私はネトゲーするのでワイド画面は購入する予定はないのですが、横長だからむしろ縦書きテキストで地の文と台詞を分かち書きするとかの技法があると面白いかなとは思いました。
 
我流天性*1を欠くと申しますか、
惜しむらくはシナリオ……。あと、絵師。絵については「パースがあってませんhhh」って状況。立ち絵はまあ許容範囲内ですが、べた絵になると散々。ちょwwwいくらなんでも頭でかすぎ!とか、人物絵がかけないならば物を持った絵を描かせるなとか。言いたいことは多いです。
 
シナリオについては、厳しい意見を出しますが、「中途半端」に尽きます。
シリアスもだめ、ギャグもだめ、雑学もだめってどうなのよ? シリアスにしたい!って所で表現というか語彙が不足しているのか感情表現が稚拙で……。ギャグはギャグで「ここは笑うところですよー」って合図出してるしで、笑うタイミングで寒い思いをさせるってどうよ?
話自体はコンパクトにまとめてある故か、深さが足りないきらいがありましたが、ここは許容範囲でしょう。
ヒロインのモノローグを多く出してるんだからもう少し心の機微って言うかそういった部分がほしかったなぁと言うのが感想。
 
あと、結構思い切った声優配置をしてるのがオトコギを感じました。
人員配置関連で、BGMとSEは結構クォリティー高いかな? 「この青空に約束を」と比べるとまだまだって感じでしょうけど、てか、あっちは執念というべきSEの配置具合でしたから別格扱いでもいいか(笑) 絶対、クリック数も計算に入れてSEつけてると思ったもん。BGM→SE FI→BGM FO→SE FO→無音の配置の妙はびっくりしたものな。
 
まとめとして、技術力は非常に高いので、次回に期待ってことで。

*1:画竜天晴