数学的センス

物事を「抽象化」して思考できる事を「数学的センス」のある人と思っています。
得てして、数学的センスの必要な仕事は「抽象化」する事を生業としているような気がします。
 
具体的に例を挙げましょう。
三角形の面積を求める公式は(底辺)×(高さ)÷2であって、この公式さえ覚えていれば、底辺と高さの値がわかった瞬間にどんな三角形でも面積が求まる素晴らしい公式です。
たくさんの事例を覚えるのではなく公式を覚えるのが数学の特徴です。
歴史や国語と言ったいわゆる文系の学問との違いは「記憶する量」が大きいと思います。

http://q.hatena.ne.jp/1167246486
 
具体的な事象を抽象化することでシステマティックにする感じ?
プログラムなんかがさえたる物ですね。
具体的な業務の流れをシステムに落とし込む作業って言うのはとりもなおさず「抽象化」です。
そして、抽象化されたシステムから例外的に発生する処理を書き加えていく感じ?
抽象と具象の間には「例外」っていう溝がありますが、それを埋めるのがプログラマの本業。
 
プログラマは数学的素養は十分条件ではありますが、必要十分条件ではない。
ただ、論理的に思考したり、物事を概念化する能力、いわゆるセンスは必要って感じ。
そして、それが培われるのが「数学」って言う学問に寄るところが多いのだろう。
 
そして、おそらく数学的センスがある人って言うのは優秀なプログラマになる確率は高いと思う。