ネットイナゴ、2ch、マスコミ、空気嫁め?
何というか、ブロガーとネラーは仲が悪いのだと。
先日ボツ記事にした(意外と私は狭量なので、空気が著しく汚濁された記事は上げないのだ)。半熟卵と温泉卵の違いを論じたBlogがあったのです……。今回は私のアンテナの方が高かったのかまだコメントがついていない状態だったのですが、はてブから炎上していることを知り再度ページを表示して自体を自分で解釈しようと思った次第。
一応今回の流れ
先に今回の流れをまとめておきますね。
立脚点表明
まずは、自分の立ち位置を表明しておきましょう。
当該の「自称:半熟男」について――大人な対応とは言えないけど、まあ有るよね勘違いって。その勘違いだって記事書いた3月6日の時点で了解しているんだから。。。いわゆる粗忽者でわざわざ記事にするまでもないと思っていた。
ネラーについて―― -er付けるとおり、十把一絡げに扱います。特徴的なんだもの。
ネットイナゴ――ネットウヨの時はイナゴの表現に違和感を感じていましたが、今回は言い得て妙。ネラーが外征するときの蔑称。
まず触発された記事
そして今回、「彼等」の性質が変わったなぁ、と思ったのは、彼等が注目の要因を作った記事とは全く無関係な内容の記事にまで飛び移っていったこと。まさしく「ネットイナゴ」の呼び名が相応しい。
まさにネットイナゴという状態が当を得ていると思った訳です。
モヒカン族の一意見として当該記事が炎上するのは、まあ目をつぶろう。
自己の表現の自由を守るために、他人の自由も許容しよう。
だが、他記事に無関係な物が並ぶのは許せないな。美しくない、コメントSPAMとどう違うのだ?
大体「コメントまだー?」はどうだろう?
君等がコメントを書くのが自由なように私がコメントを書かないのも自由だと思う。違うか?
と言うのが大まかな私の意見。
なんで、ネットイナゴのコメントって痛々しいんでしょうか?
いやいや、反論はありますよ?
すなわち「コメントスクラム」「ネットイナゴ」と呼ばれるものは、
必ず「群がっている側」が悪者である
というヘンな認識が作られてしまう予感があるからです。さらには、
「2ちゃんねるっぽい側」が悪者である
というところまでいったら、もう何が何だかわかりません。
私の認識では、炎上の「末期状態」はともかく、「初期状態」はいつも、
大衆の「普通な気持ち」の集合が引き起こしている
まあ、論理としては正しい。
けど、実際にあのブログを見て、どちらが悪かと考えれば一目瞭然だとは思うのですがね……。
「痛々しいコメント」を書く方が悪だと言うことが。
物事に善悪などと言った二元論は好きではないけど、あえてするなら
私は物事の善悪に「自浄能力があるかないか」で善悪を判断します。
自浄能力のない腐敗した政治は悪であるし。腐敗しても自浄できる組織は善である。
自浄能力のないマスコミもまた悪であり、自浄能力のない全ての組織は悪であろう。
そして、自浄能力のないネラーもまた然りです。
どちらかというと上記サイトの主張は「十把一絡げにするな」と言う記事だと思うけど。
十把一絡げな主張しか書いてないではないか?
私の目には光るコメントは見つけることができなかったけど?
戦前の民衆ファシズムな暴動を見て取った気分というのが正直な気持ち。
私が2chを十把一絡げにする理由
2chに出てくる「空気嫁」ってのが最大の理由だと思います。
つまり、2chに書き込む場合そのスレッド(だっけ?板だっけ?まあいいや、あんなローカルなルール知らんでも生活できるしページは見える)の場の雰囲気*2に沿った形じゃないと認められないというルール。何でも書いて良いはずなのに(建て前ね)なぜか周りから「空気嫁」と叩かれて居る様子。逆に言うと、場の流れに沿っちゃう人々をネラーと呼ぶのですよ。
山本七平氏は、日本の報道系メディアは、その時々の社会の重要な問題に関して「空気」を醸成するように動き、その「空気」が多くの場合は誤った方向への誘導であり、その誘導に大多数の日本の社会の人たちが乗りやすいということを、大いに問題だと考えていました。
けれども現在では、彼が問題視していたその状況はかなり消え去りつつあるようです。
上記当該記事では、マスコミの煽動は銷沈化する傾向になっているのは2chのおかげだという論調ですが、私はただ単に取って代わっただけだと見ています。
もちろん、マスコミの情報統制をなくす方向に持って行ったという2ch史観に異を唱えるつもりはないです。
おそらく数年前、小泉総理がメルマガ出す前くらいまではその史観が正しいと思います。
ただ、残念ながら現在2chに多く関わっているのが「空気嫁」ができる人だけでしょう。
(ひとまず休憩 (´ー`)y─┛~~)