気になるニュースたち

あの“USB自爆ボタン”がパワーアップして登場

うあー、機能アップしてるよ……。
無駄にスチール製っぽい感じが良いです。

 USBから電源を得て、本体右上のトグルスイッチをオン→続いてその下のトグルスイッチもオン→左のセキュリティキーもオン(この順番通りに行わないと作動しない)→透明保護カバーを上に開いて→“自爆スイッチをポチっと”という複雑かつ、そのぐっと来る操作過程により自爆できる。

いいな、欲しいな(でも、自分で買う気は無い)。
こういう真面目に面白いことをやってくれる会社は伸びると思うよ? うん。

情報を得るには対価が必要

痛ましい事故ではありました。

情報は必要としている人に届かなければただのゴミでしかない。
そして、Web上に置かれた情報は、当事者の為だけでなく有用な事が有るのよ。
情報を必要としているのは、その時にそれを使った人間では無く、
時間的にも距離的にも、貴方から遠く離れた誰かなのかもしれないの。
情報を置いた人間には見えないことが、見えることも有るの。

まず、論点を整理しましょう。
まず、情報を受け取る人がmixi内に居なかったと言うのが論点なのでしょうか?
多分違うでしょう。いわゆる4人に一人がmixiを利用できる世の中です。逆に言うと、そう言った情報を受け取ることが必要な会社が、4人以上で経営していたのなら情報を受け取る環境に居た人も明らかに存在すると言うこと。


mixiは特に閉ざされた閉鎖環境ではありません
基本的に紹介さえあれば誰でも参加できます。


数ある情報の中で、必要な情報を取捨選択する必要がWebの世界では必要になってくるのです。「技術」のコラムのようですのでエントロピー情報理論についての説明は省きます。
mixiはコミュニティーという形を持って、それぞれ関心のある人が必要な情報を得ることが出来るシステムです。ネットに散在する様々な情報から、さらに「精査」されて必要と思われる情報を欲しいと思う人に渡す仕組みです。


つまり、エントロピーを減少させるベクトルにあると思います。
情報理論で言う所の情報の価値を高めると言うベクトルです。


mixiに加入していてエレベータ業界に居る人が「エレベーター」という単語でコミュニティーを検索しなかったはずはありません。
その事件に関係する会社がいくつあってそれぞれ従業員が何人いるか解りませんが、100人居たとしたら25人はmixiに登録していて情報として受け取ることが可能だったはずです。
むしろ、問題とされるべきは、あまたある情報の中から「情報を取得できなかった問題」と「受け取ることが可能な状況にあったにもかかわらず受け取っていない」ことの方が重要な問題だと言えるのです。
第一、情報はWebだけではないはず。機械が故障したら、検査・修理会社が点検整備を行って報告書をあげるはず。そう言った「生の」情報を見落としていたのはネットの情報で探せなかったと言う問題よりも重要なはずです。


情報が誰にでも見れるというのは一つのアドバンテージに過ぎません。
それがWebの限界であり唯一の価値でもあるのです。