ナルニアねぇ……。

小学校の頃、読みました。
中学校でトールキンです。
一般的な、ファンタジーの流れを踏んでますね(笑)
高校に入ってSFにハマって、海外作品を良く読むようになって、西洋の文化基盤を知るためにもキリスト教について知っていないとダメだなと感じて、旧約聖書新約聖書を読みました。
新約聖書はあまり関心が湧きませんでしたが、旧約聖書は面白いと思います。*1
聖書を読んだ後にナルニアをみるとまた違った世界観が見えて面白かったです。
クローゼットの中に別の世界が開いているって発想は脱帽ですね。
先日友達が見に行くと言ってました。
「原作読んだことあるの?」
と聞いたら「原作なんてあるの?」って言われちゃいました。ちょっと悲しくなりました。
見終わった後に感想を聞いたら「ご都合主義」って言われました。
あー、キリスト教文化圏を知ってないとそう思うんだよねーって感じたのは本人には内緒です。


私は、映画を見ていないので何とも言えませんが、制作がディズニーだからなー……。
単純な勧善懲悪な作品にされてると嫌だな……。
って思っています。


映画化されて嬉しかったのは、指輪物語ですかね。
特にミナス・ティリスの都を映像で観た時は、感激で滂沱しました。
ま、原作とは多少違うところもあるのですが、言い意味で解釈の違いって思えました。
トールキンの世界に対する愛情って言うのが伝わったからだろうと分析。
ナルニア国物語の映画も物語の映画化ではなくナルニアの映像化を目指していて欲しいと思った次第。

*1:クリスチャンの方が侮蔑だと受け取ることもあるかも知れませんが、残念ながら、私はクリスチャンでもないです。信仰のための書を文学という価値観でしか見れません。ただ、補遺するのならば、欧米においては聖書は文学として認識されている事実を上げておきましょう。