復活?

まあ、退院して久々にPC触っているわけですが……。
暫く、水耕栽培されていたので(注・点滴生活ともいう)いまいち覇気が湧かないなぁ。
点滴すぎょいよ! 中身なんて大塚製薬ポカリスエットと大して変らんのに四、五日それで生きていけるんだから!
 
まあ、良い感じで痩せましたがね!!!!
入院中はひたすら読書してました。

死の人類学 (講談社学術文庫)

死の人類学 (講談社学術文庫)

日本人の手による「死」を主体とした文化人類学の書。フィールドワークを中心としています。二つの部族の違いを「死」を中心として眺めた視点は興味深いが、その分他の視点が欠け面白味に欠けるのは致し方なかったのでしょうかねぇ。
蜜から灰へ (神話論理 2)

蜜から灰へ (神話論理 2)

第一巻が「生」と「焼いたもの」という調理方法の二項対立による説明で二巻目の本書は「蜜」という調理以前のモノと、「たばこ」という調理以上の物とを対比させた作品。
食卓作法の起源 (神話論理 3)

食卓作法の起源 (神話論理 3)

調理や料理という作業からテーブルマナーという文化を考えた作品。てか、まだ途中までしか読んでない。一応新刊。
トートの書

トートの書

20世紀の魔術師アレイスター・クロウリーの代表三作の一つ、タロットカードの意味と象徴を西洋及び東洋(と言っても易及び易経の知識)の象徴体系を組み合わせている作品。幾つかの齟齬というかクロウリーの誤謬があると言われていますが、なかなか面白い作品でした。
 
トリックスターズ (電撃文庫)

トリックスターズ (電撃文庫)

チャット友達に入院前に何か面白いラノベ無い? って聞いたら「取りあえずコレ!」と言われたので買ってみた。取りあえず冒頭付近に7つの奇計が含まれていると言われたので注意深く読んでみた。結果4/7と言う結果に。取りあえず一番最後のトリックはわかったと言う。どちらかというと叙述系なのかな? 頑張って意識したのかな? SF+ミステリという奇っ怪なジャンルよりは魔術(科学の延長としての)を持ってきたって言う方が好感はあるなって思った。
トリックスターズL (電撃文庫 (1174))

トリックスターズL (電撃文庫 (1174))

上記の続刊。前巻の勢いは潜まってWhoDoneIt、HowDoneIt、WhyDoneItと言うある種王道をメインに据えた感じ。てか、WhyよりもWhoってどう考えても一人しかいないし……。それに気付くと、Whyもわかったっす。んで、主人公の偽の説明であるサイフォン原理はあまりに稚拙。むしろ、扉自体を内開きから外開きにしておいて、サウナ室から熱風を室内に充満させておいてその後目張り、室内の温度が下がったら気圧が外よりも低くなるため扉が開かなかったのだ!とかにした方がなんぼか説得力&論理性が高かったんじゃないのか? ボイルシャルルの法則から扉一枚に掛かる大気圧を求めれば簡単じゃないのかねぇ?
トリックスターズD (電撃文庫)

トリックスターズD (電撃文庫)

メタだなぁ(笑) 登場人物の不可解な行動から真の犯人と主人公の名前がすぐに判ってしまった。半分近くが答え合わせになってしまったのがあらゆる意味で悲しくなった作品。まあ、うん取りあえずフェアだよ作者は。だって、死体が登場しない時点で気付くべ……。
そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)

『歌の降る惑星』からのファンなのでもう15年以上か!柔らかい作風が好みです。今回は短編集。『雨の檻』に収録されている作品が多いので何とも(苦笑)ですが、「月かげの古謡」がまさに名品だったので評価は結構私の中では高いのです。
 
大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)

大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)

大久保町シリーズの第一作目。色んな所にくすぐりがあって、古い映画の知識があると三倍オトクかも知れない。
大久保町は燃えているか (ハヤカワ文庫JA)

大久保町は燃えているか (ハヤカワ文庫JA)

大久保町シリーズの第二作目。ちょっとパワー不足。ヒロイン分(小説における恋愛バロメータの不足)が足りない。圧倒的に!
さらば愛しき大久保町 (ハヤカワ文庫 JA タ 9-5)

さらば愛しき大久保町 (ハヤカワ文庫 JA タ 9-5)

大久保町シリーズの第三作目。ローマの休日をモチーフにしたかったのかそれとも、大沢在昌の「女王陛下のアルバイト探偵」をメインに持ってきたのか良くわからん。どっちにしろパンチが足りなかったなぁ。主人公のアホさ加減というか描写が結構足りなかったからキャラが立ってなかったのかあんまり入り込めなかった作品。
帝王の殻 (ハヤカワ文庫JA)

帝王の殻 (ハヤカワ文庫JA)

入院前に火星シリーズを読み始めていたので二作目のコレを読んだ。神林節が随処に見られる好著。火星シリーズで一番まとまっているんじゃないかなぁ?
膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

膚(はだえ)の下

膚(はだえ)の下

いつか読もうと思っていたんですが、やっと読み始めた作品。積ん読状態で2年近く(笑)
久々にぐいぐいと引き込まれる文章、(多分会話体の部分のおもしろさが)で一日で読了した。
 人類補完機構シリーズの長編。ク・メルの登場する奴(笑)久々に読みたくなったので書庫から弟に持ってこさせた。奴は読書が出来ない人種なのでメモ書きで何処に何が置いてあるかを指示しないともってこれなかった。弟よ、もうちょい本読んでくれ。マンガも読んでる風ではないし、多分、奴は捨て子!*1
シェイヨルという名の星 (ハヤカワ文庫SF―人類補完機構シリーズ)

シェイヨルという名の星 (ハヤカワ文庫SF―人類補完機構シリーズ)

第81Q戦争―人類補完機構 (ハヤカワ文庫SF)

第81Q戦争―人類補完機構 (ハヤカワ文庫SF)

 
充実!

*1:うちの家系は本が多い家系なのです。