ロボット工学におけるルール

昔のエライ人は、3つの基本原則を提唱しています。
曰く、

  1. A robot may not harm a human being, or, through inaction, allow a human being to come to harm.
  2. A robot must obey the orders given to it by the human beings, except where such orders would conflict with the First Law.
  3. A robot must protect its own existence, as long as such protection does not conflict the First or Second Law.

えと、日本語に置き換えるとこんな感じ――

  • 第一条 ロボットが人間に危害を与えてはならない。また、その危険を看過することで危険を及ぼしてもならない
  • 第二条 ロボットは人間に与えられた命令は第一条に反しない限り服従しなければなならない。
  • 第三条 ロボットは前二条に反しない限り自己保存に努めなければならない。

あー、もちろんアシモフね。
ロボット工学の3箇条*1です。あまりにも有名。シンプルで且つ解りやすいですね。

 経済産業省は、人共存型ロボットの安全性を確保するための「ガイドライン」を策定する。近く省内に検討会を立ち上げる。利用者の視点に立って安全性を確保し、ロボット産業の育成や技術力の向上につなげていくことが狙いだ。

あとは、基本原則から安全数値を算出するんでしょうか?
アシモフの時代が到来した感じ?

*1:ちなみにファウンデーションシリーズでは第零条が存在し「ロボットが人類に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することで危険を及ぼしてはならない」というのがあります。これにより、第一条は「第零条に反しない限り」という追加分が付くわけですが。