永遠。

久々に村山由佳作品を購入。

永遠。 (講談社文庫)

永遠。 (講談社文庫)

最近こなれてきてるなぁと思ってみたり。
彼女の功績は、ジュブナイル系の出身で直木賞を受賞した所が大金星だと思う。
 
話しとしては、映画「卒業」(http://sotsugyo.toho-movie.com/)のサイドストーリーと言う位置付けですが、映画を見なくても単品で楽しめます。
とても薄い作品なので、1時間もあれば読了が可能かな……。
それでも、440円ってのは最近の出版事情はアレなのかなぁ。東南アジアのパルプの値段でも急騰しているのか?
 
話しを戻して、小説の感想を――
基本はひとりの男の一人称で回想を含めながら話しが進んでいく形式。
淡々と話しは進んで行く感じは、いつもの村山節です。
いつものような透明感は今回は感じなかったのは、なんだろね……。
主人公の、容姿と思考がかみ合ってない感じが何とも……。
 
映画も気になる所ではあるかなぁ……。
あまりにも短いので、村山由佳ファンじゃないとおすすめできないかも……。