集団心理について考えてみたら?

集団心理について考え見ればいいと思います。
集団心理とは社会心理学の用語で、社会の構成員である集団が、合理的な是非を判断しないまま特定の時流に流される事を指して言います。
ちなみに、この状況であらがう物は排除されます。これを斉一性の原理と言います。
一般的には、個が確立されていない社会や、精神的に未成熟な子どもにはこの傾向が強いと言われております。

2ちゃんの「結束」
 2ちゃんねらーの共通点は、「2ちゃんに住んでいること」に尽きる。しかし、2ちゃんねらーの意見が集約することは滅多になく、2ちゃんねらーたちは個々のアイデンティティーを主張し続ける。そのような溶け合うことのないアイデンティティーの集合体であるのに、「2ちゃんねらーは」と一括りに批判されれば、それに反発するのは当然である。共通の敵を見つけると結束が生まれるのは、なにも2ちゃんねらーに限ったことではない。一括りに批判され、それが突っ込みどころ満載の批判であればなおさら、猛烈な反発を受ける。ただし、2ちゃんねらーが一致結束して反発するわけではなく、個々の2ちゃんねらーが自発的に反発する。「祭り」と呼ばれる、2ちゃんねらーが多数参加する熱狂的な状態になったとしても、それは多数の2ちゃんねらーの発言が「たまたま」同一の話題に集中しただけのことであって、「2ちゃんねらー」という一括りの集団による行動であることはない。この点が、誤解を生みやすい。反発されて(攻撃されて)いる人は、2ちゃんの総攻撃を受けているように感じるかもしれないが、それはあくまで個々の2ちゃんねらーの行動の積み重ねであって、組織だった行動ではない。

実際的な話、貴方の行動は果たして自分で本当に考えた結果の行動ですか?ってことに集約されるのです。
12人の怒れる男たち」って映画みました?
有罪側に傾いていた男たちはそれぞれ個々の社会的背景を持っていてキャラクタごとにアイデンティティを持っていましたが、さまざまな理由で状況証拠に流されていました。合理的な是非を考えていなかった結果だと思います。
実際問題2chの「結束」というのはつまり十二人の怒れる男たちと同じ状況なのではないかと考えるのです。