MMOについて騙ってみる

土曜日に友人のid:edifel氏とチャットやってて出てきた話題で、MMOってぶっちゃけ「共産主義だよね」論が出てきたのでちょっと思ったんだけど、正確には「腐敗しきった共産主義のなれの果て」っていった方が正確だなーっと思った次第。

MMOって社会の縮図だよね

社会を構成する材料はそれほど多くないと思います。

  1. 貨幣及び流通
  2. 人的資材及び労働力
  3. 共同体という考え
  4. 社会システムという名のルール

MMOだと、1は仮想貨幣とアイテム売買(もちろんゲーム内での)になるし、人的資材及び労働力はユーザーと労働である「狩り」が割り当てられます。
3は広義にはサーバー内のユーザー全体という考えから、クラン及びギルド、リングと言った呼び名で使われるゲーム内グループ。または、パーティーなども狭義の共同体になるのでしょう。
社会システムという名のルールはゲームプログラムの許す範囲での行動がそれに当たります。
(プログラムルールにない行動は取れないという意外と厳密な行動規定と、利用規約に基づく条件設定があるわけですね)
そう言った意味では、最低限の社会構成の素材は集まっているわけです。

共産主義をまとめてみる

共産主義っていろいろ語弊があると思うけどまとめてみる。間違っていたら根底から崩れるな(笑)
まず辞書の定義から、「きょう‐さん【共産】〘名〙資産・生産手段などを、その社会の成員が共有すること。「─社会」:明鏡国語辞典抜粋」非常に解りづらい……。
取りあえず私の持っている知識の範囲での回答では、

  • 階級社会を無くす(→非搾取社会)
  • 各個人の出来る範囲で労働する(→コミュニティー
  • 個人財産の否定

以上3点が重要な要素になるんだと思います。(政治学は大学で取ってないんでね、すっごく曖昧)
社会主義と異なる点は私有財産の部分でしょう。
社会主義は全ての私有財産を禁止して富を再分配するシステムなのに対して、共産主義は生産手段(工場、土地など)の私有の廃止を目的としているわけです。

MMOと共産主義の関係

まず、MMOにおける生産手段を定義するならば、主に「狩り」が生産手段です。そして、その狩りはどのユーザーも(建て前として)平等に使うことが出来、私有することは出来ません。
そう言った意味では、搾取階級というのは理論として存在せず(exp.リネージュIIなどでは、城主という搾取階級は存在するのですが事実上、税率なども乱降下するわけでもなく――しても別の街でアイテムを購入することが出来る――ほぼ一律ではあります)。各個人のLvに応じた狩場で自分のあまり時間を利用して、各ユーザーが自らが出来る範囲での労働(狩り)をすることになります。

メモ

以下、気が向いたら続きを……。