新聞が殺される日

ネットがリアル社会を揺るがすには、あと10年〜50年の長いスパンが必要だと思います。
新聞自体も旧弊らいの経営システムを残りの10年〜50年続けるというわけでは無いと思うので(よほど、頭の凝り固まった経営者じゃない限り)、新聞が本当に死滅するのは時間がかかるんじゃないかな?

 新聞業を一つの産業としてみれば、技術革新に対応して電子に切り替えていくべきなのでしょうが、新聞をヘタに電子媒体に切り替えると死ぬことになります。アメリカの経営学の専門用語で「カニバリゼーション」という言葉がありますが、タコが自分の足を食べるような「市場での共食い」を意味します。

 新聞が本当に技術革新に対応するならば、自分を食べてしまわないといけない。それがこわくて放っておけば、ぬるい風呂の中で、そのうちカゼをひいてやはり死んでしまう。そこにジレンマがあるんです。

生き残るための度胸試しですよね……。
自分を食ってでも大きくしたいってのは、中小企業なら誰でも思うことだと思います。