記号論的=女の子から見たエロの概念
私も「女の子」という概念からはだいぶ遠ざかっておりますが(笑)
男女の性差による感情移入の違いは面白いと思います。
男性の感情移入は直線的だなぁと思うことがよくあります。
エロゲをやってる男の人は、私の周りに多くいて(!)どのゲームが面白いとかこれは、クソ(つまらん)とか教えてくれます。
中でも、高評価の物についてはネットで入手*1して実際にやってみるわけですが、やはりと言うべきか感性とは合わない物もあるわけで……。
「ああ、かくも男女の違いは深きものか……。」と思うこともあります。
男性主体のエロゲはAVよりももっと記号的な表現が多いので、その違いが明確になっているのでは無いかと予想をするわけですが……。
女性から見たエロって一歩引いたところから第三者的な視点で見ることが多いと思います。(だから、BL系とか流行るんだろうけど)
脳内に第三者視点を持った生き物を飼っているという表現は実に正しいと思います。
私の子飼いである、この生き物達は合議制を取っていますね。この脳内他者も実は複数人いるようで――別に、背中に羽の生えた天使と悪魔ではないです。もし、はやしているなら真っ黒のが3体ほど(笑)――それぞれの視点で合議制を取っています。二重人格とも違うのよねぇ……。
まあ、ぶっちゃけ「男が鼻の穴膨らませて、ブハブハ言ってる姿を
見ても、わしら、全然興奮しないっつーの!」って所には大いに賛成できるわけですよw
でも、キャラクタデザインは男女の差って結構薄いと断言しますよ?
メタキャラクタと言いましょうか、形而上学的なエロゲの主人公の記号を列挙してみましょう(かなり偏見によどんでます)。
- 主人公の男友達は大概一人、多くても2人程度。
- 主人公がファーストプレイですでにテクニシャン。
- 主人公のは大きい(爆)、そして透明。
- 主人公の顔は平均以上。
- 主人公と仲の良い男友達は、ゲーム前半にはよく絡んでくるが、後半には姿すら現さない罠。
- 学校物の主人公が通うのは必ず○○学園。
- 主人公はたいてい勉強ができなくて遊び人だが気のよい奴。
- 主人公はいつも部屋の隅に立つ。
- とってつけたような悲しい過去がある。
- 主人公の心理描写がやたら綿密。
- たいてい帰宅部。
- 自宅から駅前が徒歩圏。
- もはや当たり前になってることだが――主人公には目が無い。
- そして、主人公の体はときたま半透明になる(おもにプレイ中(なんの?))。
- 主人公の親は海外赴任でいない。
もはや記号として成り立っていますが、実はこの法則「少女コミック」などにも定番となっている記号と被るわけですよ――。
逆にヒロインはこんな感じ?
- メインヒロインの髪の色は赤系統が非常に多いが青系統はほぼ皆無
- どのキャラにもとってつけたような悲しい過去がある。
- 青いショートカットのヒロインには、必ずどちらかが付随するのは、ボーイッシュな性格と縞ぱん。
- ツンデレキャラには黒髪のロングが多い。
- ピンクは淫乱。
- 緑はいらない子。
- アホ毛の先っちょが後ろもしくは横を向いていたら、メイン格ヒロイン。
- 双子の姉妹の妹が姉を姉さんと呼ぶことがよくある。
- 結構な割合で幼なじみ、妹が多い。むろん妹は義理である。
- 最年長者が幼女にしか見えない。
- 前半は個性たっぷりのヒロイン達に囲まれてにぎわう世界。
- 後半はなぜか人口が激減。
- めがねキャラはおとなしい。
- ツインテールはやかましい。
- 許婚はたいていの場合、単身赴任中の父に原因があり当の父がいないときに問題が起きる。
- 天然ボケは乳がでかい。
基本的に内面より外見=内面の構図が出来上がっているのも2次元ならではの現象でしょうか?
逆に言うと男性の目から見たエロチックな状態って言うのは外見=内面で記号化された物なのだと認識できるわけです。
少女コミックのヒロイン――この場合は相手役という意味で男のキャラクタですが――は、
- 異様に長身
- 無駄に顔が良い
- スポーツ万能
- 当たり前だがモテル
- 何か悪い薬でも飲んだかの如く主人公に対して猛烈な求愛を始める
等(挙げるのも飽きるほど)、あるわけで……。
*1:黒い手段ではないですよ?ネット通販は便利だなーって意味ですよ?(必死)