空の境界
上下巻読了――
長かった。作品は章立てのオムニバス形式になるのでしょうか?
作者は、同人誌あがりですね、男性向けの十八禁のゲームのシナリオを書いている人というイメージが先行しているので、電車の中で読み進めるのが、大変かもw
とりあえず作品の感想から、キーワードは『二元論』と、言ったところでしょうか? 善と悪、正常と異常、男と女、敵と味方と言った二項対立の中でそれぞれ境界線上に立つ物語です。
この物語のテーマに二項対立が含まれる以上、登場人物の性格や行動がステレオタイプになってしまったのが、敗因でしょうか?
私の中での評価は低いと言わざるをえませんね。
発想と読ませる力があるので、ちょっと残念、次回作に期待です。