昨日は雨――

だったのに、夜に古本屋へと足を運んでしまったΣ
古本屋で本を買う秘訣は「本が呼ぶかどうか」ですね。良い本は本の方から呼んでくれます。まあ、はずれもあるんですがw

農協月へ行く (角川文庫 緑 305-14)

農協月へ行く (角川文庫 緑 305-14)

を、購入――筒井康隆作品群の中でも良品との誉れ高い作品です。「農協月へ行く」は文字通り、とある片田舎の農家が農協の旅行で月に行く顛末を書いたものですが、シュールな状景を冷ややかに書いていて、筒井作品に多いのですが一旦、作品内部から見た書き方ではなく一歩外に引いた感じで書かれる部分もあったり、短編でも長編と同じ構造になっているのが興味深い作品です。
P.S.私は筒井康隆ファンですがツツイストではないです。