気分は「文化人類学者」♪


ぱど厨」という言葉を最近耳にしたので調べてみたら、上記リンク先のサイトに生息する。大多数の子どものことを指すようだ。
やはりと言うべきか実際の小中学生のコミュニケーション手法というのは、我々の使っているコミュニケーション手法とはかなり違うのでなかなか興味深い。
個人のスペースが部屋で表現されていて、部屋を移動するのにドアのアイコンを使うというのが印象的だ。
ページの構造が上下に分かれており、上に「自己紹介」、下に「掲示板」というのが基本構造なんですが、この掲示板の使われ方に大きな特徴が出ている。
まず初めに気付いたのは、話しが成り立っていないことだ。
スレッド形式でない掲示板なので過去の書き込みに返信できないと思っていたが、「お互いの掲示板に返事を書き込む」という特殊な形式を取っているようだ。
普通の掲示板としての使い方と言うよりも、彼らは携帯電話とかホワイトボードのような使い方をしているのが解る。
あくまで、ホストとゲストという1対1の関係を保ちたいのだろう。
あと、他人の掲示板に自分のページへの宣伝は普通に行われているようですが、書き方がかなり特殊……。

◆動藍or静藍作ってくれりゅこ大歓迎(´∀`*)
◆おともらち年中ぼしゅーつーでつ ぁs
◆ダサ子入室禁止(`Å´)
◆はしごおkです ぁs
◆タグなしもち禁止(´・д・`)

抜粋いした部分ですが、見てるだけでアイタタタタですねw
ここで出てくる「ダサ子」「はしご」「動藍」「静藍」とかは「ぱど語」とでも言いましょうか、特殊な方言です。
「ダサ子」というのは、タグや画像などで部屋や書込を飾らない人のことを指すようです。
また、少し調べてみたところ「ぱどカレ」募集で「タグを使わない人はダメ」、「ダチコ募集(友達の事ですね)、タグ使わない人はシカト」等、自分の都合に合わせて友達を募るというちょっと信じられない書込が多数ありました。
「はしご」と言うのもかなり特殊、AさんとBさんが友達でBさんの友達にCさんがいるとするとAさんが、BのHPを経由して直接Cさんにアクセスして掲示板に書き込むのは禁止なんだそうな……。
これは、mixiに代表されるようなSNS*1の対極を行く形。かなり閉鎖的な環境だと思いました。どうやら彼らは、ぱどタウン内での彼氏・彼女・友だち関係を「取られる」ことを恐れているようだ。