オークションにベットするなら金額提示は当たり前

基本的に、人材は有限です。特に有用な人材ほど希少性が高いわけでして、また基本的にそう言う物は市場に流れづらいわけでして……。
特にそう言う場合は、掛け金を上げないと行かんと思うのよねぇ。
あと、内定っていうのは「解雇権留保付きの労働契約」とも言いまして労働契約をした時点で発生するわけで……。
基本的に労働契約には

  1. 労働契約の期間
  2. 就業の場所及び従事すべき業務
  3. 始業及び就業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日・休暇、就業時転換に関する事項
  4. 賃金(賃金の決定・計算及び支払いの方法・賃金の締切り及び支払時期)
  5. 退職に関する事項・解雇に関すること

が必要になります。
あ、ちなみにこれは口頭でもOK。(ま、真っ当な会社なら後々の面倒考えて書面にするがね)。

で、退職打診で慌てて引き止めに入るのだが、引き止めの際に給与・待遇を提示するのは最低限の誠意というか常識だろ。概算給与でもいいから。そうでないと他所に行かれても文句言えないというか。

だから、こっちの方のやつは「内定」「内定」と言ってますが、内定ではないのです。
採用通知って段階。
本契約を結んでいない以上、契約前に破棄されても文句は言えないな。
正義・誠意といった物よりも「契約」の基本的部分なので、(法的要件を満たしていないものを)内定と勘違いしちゃってるところが大きな問題でしょう。
基本的に雇用者と被雇用者はどちらが保護受けるべきか?
立場的に弱い被雇用者側を保護するのが法律の立地点ではあります。逆立ちしても企業側がかつ要素が見あたらんと思うのよねぇ。
最低限、自分の職務上に関わる法律は雇用者も被雇用者も知っておくべきだと思うな。
法律は武器にはならんけど、盾にはなると思うよ?