トロイの木馬もGoogle Mapを使っている。

素直に「良くできたシステムだな」と……。

 Websenseによれば、このスパムメールから感染するトロイの木馬は、感染マシンにWebサーバをインストールして、マシンがネット接続している時に攻撃者がアクセスできる状態にしている。

 攻撃者のコントロールパネルでは、感染マシンのIPアドレス、国名、感染マシンに攻撃者がアクセスするためのポートが一覧表示され、Google Mapsの地図で各IPアドレスの所在地を示しているという。

ITとはまったく無関係ですが、先週辺りからチマチマと「イリアス」を読み始めた。
もちろん、トロイア戦争とかが出てくる叙事詩です。と、言っても木馬の計略とかは出てこないんですがね……。
そーいえば、トロイア戦争の発端はあれだね女の取り合いってんだから面白い――
イリアスは節を付けた口伝だそうで、西洋の平家物語みたいなモノでしょうか?
私たちも、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き有り。沙羅双樹の花の色盛者必衰の理を表す」なんて冒頭を覚えさせられませんでした?
イリアスの冒頭も西洋では有名で「Menin aeide, thea, Pele-iadeo Akhileos」という部分から始ります。この冒頭部分の「メーニス・エイデテ」といえば「イリアス」って分かるのが西洋人の教養程度だそうで……。
ちなみに意味は「怒りを歌え、(文芸の)女神よ*1ペレウスの子アキレウスの(破壊をもたらす怒りを)」という感じでグッと話しを引き込む書き出しです。

*1:ギリシア叙事詩の冒頭は文芸の女神に語りかける所から始ります。