サマー/タイム/トラベラー

随処に、ニヤリとさせられる作品でした。SFファンとしては深いところで笑える作品かと思います。

「高度に発達した初夏は、梅雨と区別がつかない」

とか、クラークの有名な「Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.*1」のパクリを敢行したり。
登場する猫の名前が、「チェシャ」、「ク・メル」、「ペトロニウス」、「ハミイー」、「ジェニィ」そして愛すべき「ピート」!
これらの猫の原典が解る人には思わずニヤリとして誰がどんな感じの本が好きかわかってしまう仕組みですね……。
続刊も買ってきたのでコレから読書する予定――

*1:高度に発達した科学技術は魔法と区別がつかない