宇宙の戦士

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))

ヒューゴー賞ローカス賞の受賞作品です。ロバート・A・ハインラインは他に、「月は無慈悲な夜の女王」とか「夏への扉」や「メトセラの子ら」など読んでます。
コノ作品は、晩年の作品じゃないのかな?
本邦では、アニメ及びビデオ化もされていたはず。巻末の訳者後書きにもあるように賛否両論が渦巻いた問題作でもありますね。
巻中に登場する強化防護服はモビル・スーツの原型ともなりました。
文明批判などのリベラル派的作品の多いハインラインとは思えない全体主義礼賛に貫かれています。
軍事という人類社会にとって否定できない一面を客観的に描こうとしたのか、はたまた、ハインラインの確信的な本音なのか?

映画「スターシップトゥルーパー」は原作とは似て異なるものらしいです。
残念ながら映画は見ておりません。