煙草また値上げ

自分が子どもだった頃から比べていくらくらい値上がりしたのかグラフが見たいです。
お使いで200円持ってお釣り貰った記憶があります……。

 日本たばこ産業(JT)は11日、たばこ税の増税に伴う7月1日からの値上げを、財務省に申請した。値上げは03年7月以来、3年ぶり。主力のマイルドセブンなどでは、1箱30円(1本当たり1.5円)の値上げで、値上げ幅は今回の増税分(1本当たり82銭で、小売店マージンを加えて1本1円)を上回る。
 JTが扱う紙巻きたばこ全115銘柄のうち、マイルドセブンと同じ1本当たり1.5円の値上げは、チェリー、キャビン・プレステージを加えた計13銘柄。セブンスターなど96銘柄は増税分と同じ同1円の値上げ。わかば、エコーなど6銘柄では値上げを同0.5円にとどめる。

たばこに課税するって結構安易と言うか楽ちんなんですよ、生活必需品ではないけど、幅広く消費されていて、需要の変動性も比較的少ないし、国家歳入源としての信頼性が高いので行政上処理しやすいって理由があります。
1776年に、アダム・スミスは「国富論」の中で次のように述べているんですね。
こういう課税法によって「貧しい者は最も厄介な税金、すなわち生活必需品にかかる税金、あるいは製造原料にかかる税金を払わなくてすむようになる」。貧しい者は「よりよい生活を営むことができ、労働賃金が低下し、作った製品をより安い価格で市場に送り出すことができるようになる」と書いています。
ま、実際には机上の空論というか理想論なので実際にはお察しですが……。
ちなみに、現在のたばこの一般的な金額のうち、63%が税金です。ガソリン並みの高税がかかっています。実質料金の200%に近い金額が税金。この税金のうちおよそ半分は地方税ってコトで都道府県や市町村に分けられます。
さらに言うと、金額を高くすることで健康被害を減少させる目的もあるようです。
要は貧乏人はたばこなど吸わずに健康で長生きした分キリキリ働けってコトでしょうか?w


いずれ、たばこがブルジョアのステータスになるときも近いかも知れませんね。
1箱2000円とか、1カートン2万円!!!
このくらいの値段ならあれです。たばこを吸える人=ブルジョアの構図ができますね。
「いつかは、たばこが吸える生活になりたい……」ってのが貧乏人の夢になるんでしょう。

表層の狭間で

非常に興味深い内容でした。ウザイとキモイには決定的な文化的断絶がありキモイはルサンチマン的思想が流れている。とまとめておきます。
情報過多な世界になると個を守るため共同体てきに小さくまとまろうとする傾向があるのでは?
共同体を保つのに一番安易な方法は、他者と区別(または差別)すると言う方法でしょう。

 一方、今年の生徒は、「ウザイ」も「シネ」もほとんど最初から一度も言わない。変わりに、彼らの口から二言目には衝いて出てくるのは「キモイ」という単語だった。この単語は、彼らの自意識のありようが、個人的なる者に対する執着よりも、むしろ狭い共同体の価値観に対する執着にあることを示している。「ウザイ」とか「シネ」という言葉が依拠していたのが個人的な拒否感であったとするならば、「キモイ」という言葉が依拠しているのは、彼らの足元を形成している文化圏に対するある種の忠誠である。

「ウザイ」ってのは個人の主観に基づいて「快」「不快」の二元論で言及しているのに対し。
「キモイ」は共同体に対する問いかけに使われるというのは面白い視点です。
ただ、「この人ウザクねぇ?」とかが入ると若干「キモイ」よりな表現になるのでしょうか?


ん? じゃあ、他人に対して同意を求めるって行為がルサンチマン的思想ってコトになるのか?